「切り絵 Juri Arie」の質問への返答や新着ニュース、思ったことについて記載いたします。
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よく「器用なんですね」と言われることがあります。
これも切り絵は器用でなければできないと思われて、そう仰っているのではないでしょうか。
しかし、どちらかというと私は器用な方ではありません。
お恥ずかしながら小学生の頃家庭科の裁縫の授業で「2」を取ったことがあるくらい。
編み物も好きですが、目はガタガタでどんどん大きさが変わっていって・・・
一時期プラモデルも好きで作っていましたが、出来上がりは雑でした。
確かに今は切ることに慣れてはいますが、切り絵を始めた当初からそれほど何かが大きく変わったということはありません。
しかし昔から何かを作ることは好きでした。
今年の春、高機(たかはた)の講習を受けました。
分かり易く言えば、鶴の恩返しのあの織物を織っていた機械です。
その先生が、仰っていたのが、
「作品を作る上で器用かどうかは関係ない。好きかどうか」と
つまり「好きこそものの上手なり」なのです。
器用も不器用も実際にはあまり関係ありません。
それは切り絵にも言えることです。
だから、切り絵を作ってみて「楽しい」と感じられた方は絶対作るのに向いています。
試しに是非作って見てください。
私のホームページにもサンプルをちょっとだけ掲載しているので是非。
書店でもおそらくサンプルが売ってあるのではないでしょうか。
今作っている切り絵です。
今までにないくらい細かい花がいっぱい。
とっても面倒で、作り初めてから数日経ってますが、なかなか進みません・・・
でも手間をかけたその分ちゃんと作ろうと思います。
ここまでやってがっかりな出来にはしたくないですもんね。
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前回、下絵を線で切って全てに色をつけるのに抵抗があったと書いておりますが、
何故その抵抗がなくなったかについて書きます。
それに切り絵が楽しくなくなったのに、ここ3~4年は何故続いているのかも。
大きなきっかけとなったのは上のバナーの切り絵。
これはタイトルが「水龍」と言います。
私の中では人魚ではなく龍という設定。私が辰年なので。
まあ見ていただいた方の解釈で人魚であろうと龍であろうといいのですが。
ちなみに縦でも横どちら向きでもいいのです。縦にすると登り龍になるので。
この作品を作ったとき、私は結構辛い時期でした。
今思えばどうってことないような気がするのですが。
仕事も決まっておらず、九州に引っ越してきたばかり、しかも孤独(友達と猫はいます!)
ぼっーとしていると良くないことばかり考えてしまうので切り絵を作ることに。
どうせなら、すっごく面倒臭いものにしようと思いました。
まったく構図も思い浮かばず、白い紙をじっと見ていたら面倒な鱗にしようとこの絵ができました。
設定としては姉妹。真ん中の水龍が末っ子で「今」
赤い水龍は長女で「過去」
黄色い水龍は次女で「未来」
未来に良いことがあると良いな~と思い、何か良いものを指してます。
初めての鱗だたので、鱗部分を切っている際面倒で「私、なにやってるんだろう・・・・」と辛くなりましたが。
線で全て切ってしまったので、全て裏から和紙を貼ることにしました。
作ってしまうと「いいじゃん、白黒にこだわらなくても」と今のスタイルに行き着いたのです。
しかし、切り絵をやっていらっしゃる方にはこの手法は邪道と思われる方もいらっしゃるでしょう。
実際、間接的ですがそんなことを言われたこともあります。
しかし、切り絵は誰のためでもない、自分のために作っているのです。
誰がこうあるべきと決めたでしょうか。
決まりはないのです。自由でいいんです。
それから、何故か様ざまな構図が思い浮かぶようになってきました。
相変わらず絵を描くことは得意ではなく画力もないのですが、時々どうして描けたんだろうと不思議に思う構図もあります。この水龍もそうです。
絵を描いてなくても年を経ることで表現力がついてきたのか?
誰かが描かせてくれているのか?
それでも拙い絵ではありますが、私にとっては画期的なことでした。
そうなると、完成することが楽しくなってきました。
それがこの3~4年飽きることがなかった理由です。
今後も切り絵を作り続けるかはわかりません。
しかし、ひつと言えることは私に起きた今までのことが、全て無駄ではなかったということです。
暇だった時間も、辛かった心理状態も、小学生の頃のクラブ活動も。
だから今後どのような作品ができるか楽しみでもあります。
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前回の質問と同様によく訊かれるのが、どのくらいの期間やっているかと言うことです。
おそらく、長い期間やっていなければ切り絵を作ることはできないと思われるからではないでしょうか。
率直に言いまして、今の切り絵のスタイルに定まったのはここ3~4年くらいです。
前回初めて切り絵を作ったのが、小3と書きましたが、それからずーっと作り続けていた訳ではありません。
はじめたきっかけは暇つぶし。
小学校卒業して中学入学まで、宿題もないし暇なので作りました。
中学に入ってからは作ることもなく、また中学卒業して高校入学まで暇なので作り、
高校卒業から短大入学までひまなので作り・・・・
といった様子です。
作ったものも、そんなに多くありません。
←10年ほど前のもの。左はある漫画の表紙を模写。右は舞台でシェイクスピアの「ペリクリーズ」を上演した際のもの。
短大を卒業し東京の演劇研修所へ通うようになり、その後暇な時期ができたので作ってみましたが
この頃になると、切ることにこ慣れてきて、切ること自体に楽しいと感じられなくなっていました。
それに切りたいと思う構図を描く画力がなく、益々切り絵から遠ざかります。
その後5年ほど切り絵を作ることもなく。
一度、もしかしたら楽しくなっているかもしれないと作ってみましたが楽しくなくそれから数年また作ることもなくなりました。
←「楽しくなっているかも」と思って作ったけど、楽しくなかった・・・
同じ絵が2枚あるのは黒画用紙を知らずに2枚重ねて切っていました。
この頃までは台紙に貼らずに色も付いてません。
今の切り絵のスタイルにゆきついたきっかけは、2006年仕事を辞めまた暇になったので切り絵を作ってみました。
それまでは、切り絵のイメージとして「光と影」つまり「白黒」で表現されるべきという固定観念がありました。
が、しかし、その固定観念って一体なんだ?
幸いなことに私は専門で切り絵を学んだわけではないので、固定観念や決まりといったものとは無縁なはず。
それでも、絵の線を残して他に色を付けることに最初は抵抗がありました。
それだったら切り絵じゃなくてもいいんんじゃないか?イラストでも。
でもイラストと切り絵じゃやっぱり違うんですね。
よくいただく質問で「どこかで習われたんですか?」ときかれます。
まあ、ほぼ独学です。
始めたきっかけは小学3年生のころ、部活動とは別に学期ごとに内容が変わる週1回のクラブ活動というものがありました。
その際入ったのが「切り絵クラブ」
特に興味があったわけではありませんが、何故か切り絵クラブを選択。
あの日切り絵クラブを選んでいなかったら切り絵やってませんでしたね、私。
そこで切り絵の作り方の基本を教えてもらいました。
初めてつくったのは確か5cm四方の桔梗の花だったと思います。
下絵は先生が用意してくださったもの。
その楽しさは今でも忘れません。
なんでしょうかね、あの楽しさ。文章で伝えるのが難しい。
切っていくたびに完成へと近づく喜びと達成感。
そして、元のイラストよりも味が出る。
その後、簡単な切り絵に出来そうな素材を見つけたら自分で作ったりするようになりました。
しかし、そこは小学生。絵は自分でかけないし、なかなか素材にも出会わない。
そのため、切り絵から遠ざかります。
それからは暇になったときたま~に作るくらい。
ですので、始めたのは小3ですが、切り絵をやっている期間はそれほど長くありません。
時には5年くらい間があいたり。
それについてはまた次の記事で・・・・
↓この切り絵は確か今残っているもので一番古いものです。
多分中学か高校くらいに作りました。雑誌に載っていたイラストをトレースしたんじゃないかな。
こんにちは。
このブログは「切り絵Juri Arie」のホームページの切り絵についてのQ&Aや思ったこと、新着情報などを紹介していく予定です。
よろしくお願いします。
↓ホームページにて作品を紹介しております。
juriarie.hanabie.com/
ホームページを立ち上げた当初、拙い作品ですので恥ずかしやらなんやらでためらいもありましたが、
今では沢山の方に見ていただきたいと欲が出てきました。
色んな方に見ていただいて、それを励みにし、より満足のいくような作品を作っていけたらと思っています。
それに、少しでも切り絵に興味を持っていただいた方に切り絵を始めていただく機会になればと。
切り絵は本当にご自身が考えるより
簡単です!
初めから
技術はいりません。
それに
絵が下手でも大丈夫です!自然と味がでます。
一度やってみて楽しいと思われた方は向いています。
ぜひこれを機会に興味がある方はチャレンジを!