「切り絵 Juri Arie」の質問への返答や新着ニュース、思ったことについて記載いたします。
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今年の切り絵初めです。
モチーフはミヒャエル・エンデの「サーカス物語」
サイズはA3
いつもは「和」の女の人が多いのですが
今回は外国チック、しかもおじさんたちがいる珍しいパターン。
構図の情報量が多いので色数も増えて
バランスが難しい。
個人的には「赤毛の厚化粧の手裏剣投げの女」ヴィルマが気に入ってます。
この「サーカス物語」は中学生の頃学校で
90cm×90cmのパネルに一度描いたことがあったのですが
また描きたいとずっと思っていました。
中学卒業し、教育実習で母校に訪れた際
何故か職員室の奥の給湯室の入り口の上に
私が描いたそのパネルが貼ってありました。
まるで空いている壁の穴をふさぐかのごとく。
それでも自分の絵と再開しうれしかったです。
いまだに何故あそこに貼ってあったかは謎ですが
その学校も校舎老朽化のため他の場所に立て替えられその絵もどうなってしまったかは分かりません。
そんな折、図書館でサーカス物語を見かけ、改めて読んで切り絵で描くことにしました。
この物語は戯曲(脚本)で描いてある物語。
ちょっと寂しくて切なくて難しいけど温かいお話。
この背景の部分、ベージュの台紙を貼ってますが
最後の最後まで悩みました。
初めは市松の格子にしようと思って和紙を貼って準備したのですが
やはりなんか違うな~と貼る直前に思い、
考え直し翌日用紙を買いに行きました。
それでこれになりましたが、ベストではないような気も正直あります。
でも今のところベターはこれかなと相成りました。
下絵を描くのに2日ほど
切る作業が1日とちょっと
貼るのが3日くらいですかね。
案外早くでしました。
紙がいつも使っているものより厚かったので力が入り疲れましたが。
今年は切り絵を沢山つくってゆきたい気持ちです。
さっそく次ぎ作ることにします。
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